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各種、専用ケーブルを準備しよう

シーケンサ(PLC)本体をモニター・書き込み・読み込みするためにはパソコンとシーケンサ(PLC)をつなぐ専用ケーブルが必要になります。その専用ケーブルも最新のものですとモジュラーケーブルやUSBケーブル対応になっています。
しかし、古いシーケンサ(PLC)ではメーカーごとに、また同じメーカーであっても機種によって様々なケーブルが必要になります。それらの専用ケーブルであってもあまりに古いシーケンサ(PLC)と通信する場合は変換器も必要となる場合があります。パソコンもウインドウズではなく、DOS(ドス)が必要になります。

この専用ケーブルですが、保全屋さんで用意しておいた方がいいでしょう。
たまに業者が修理などにきて、ケーブルがあわずに作業が出来ないということもしばしばあります。

機種によってはすでに販売中止ということもありますので、メーカーに問い合わせましょう。メーカーにも無い場合は意外と電気制御関係の仕事をしている会社が持っていることがあります。借りられるようなら、作業をお願いするようにしましょう。

パソコンに専用ソフトを入れてコネクターを確認

シーケンサ(PLC)本体と専用ケーブル、パソコンと専用ソフトこの組み合わせが完成してはじめて回路を読んだり変更したりすることが可能になります。

専用ソフトにも新旧ありますので、各メーカーに問い合わせてみてください。
基本的には新しいソフトであれば、古いソフトで出来た事は全てできると思っていただいて問題ありません。さらに、いろいろな機能も増えていますので便利です。

ただし、シーケンサ(PLC)が古い場合はウインドウズでは操作が行えず、DOS対応のパソコンが必要になる場合がありますので注意してください。

また、新しいノートパソコンには通常RS232Cがついてない場合があります。
その場合、USBとRS232Cの変換器を用意するか、もしくはUSBタイプのケーブルを用意する必要があります。

100円ショップ等で買った安価な変換器では、変換が出来ない場合もありますのでご注意ください。

プロコンが必要な機種は乗せ換えを検討

古いシーケンサ(PLC)では、通称プロコン(ハンドの打ち込み器)しか使えないものもあります。

プロコンとは古いシーケンサ(PLC)でよく回路の変更や読み込みを行う場合に使われるもので、パソコンを使用しないで、直接シーケンサ(PLC)にはめ込んで使用するツールです。全体のモニターや保存等はできませんし、回路変更も1行づつ行わなければなりません。

使用した経験が無い人は、慣れるまでが大変ですし、プロコンは現状ほとんど生産していません。このためプロコンでしかできないようなシーケンサ(PLC)は、乗せ換えも検討しましょう。

プロコンに関しては、専用の下駄(変換コネクター)が必要なものもあり、特にオムロンなどは種類もたくさんあります。メーカーに借りることも可能だと思いますが、電気制御の会社ならまれに数種類は持っているので、問い合わせてみてください(貸出機種はこちら)。プロコンを操作する場合は、最初にパスワードが必要な物もあるので注意が必要です。

プロコン

更新用コネクター(更新用専用変換端子)

4つの特徴でとっても便利・簡単に乗せ換えを行うことができます。

  • 既存の配線をそのままに乗せ換えを完了できる
  • 配線を外さなくてもいい
  • 機器を取り外したり、取り付けたりしする必要がない
  • 差し込むだけですべて完了